銀座のギャラリストーゴトウマリコが選ぶ今週の絵 ーその1

【銀座のギャラリストーゴトウマリコが選ぶ今週の絵 ーその1 】

（少しオーバーなタイトルになり、気恥ずかしさがありますが、アート好きな友人が考えてくれたタイトルです。）

画家が心を込めて描いた作品を少しでも身近に感じていただきたい、気軽にアートを暮らしの中で楽しんでいただきたい・・
そんな思いから始めることにしました。
皆さま、時々お付き合いくださいませ。

♦️ギャラリーゴトウで発表された作品。
♦️これからのゴトウの展覧会で発表される作品。
♦️時には世界の美術館からの名画。

そんなセレクトで絵を楽しんでいただけるように
ご紹介をしたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

第一回は野坂徹夫さんの作品です。
野坂徹夫さんは青森県在住の作家さんで、ギャラリーゴトウでは創業の頃、20年前からずっと個展を開催してきました。チェロを弾かれたり、詩作もされる方です。

新作
「陽光と川音」水彩画　2021

森の中のイメージで描かれた作品です。
3月10日(月)からはじまる「Into the Forest」展に
出品されます。🌳

深い森の中に暮らす動物、そして川や木々、その空気までを抽象性を交えて表現されています。
直線と曲線を巧みに使い、良く見ると、透明感の
ある滲み、グラデーションが美しいです。
それは水彩画の楽しみでもあります。
タイトルにある「陽光」の表現でしょうかー？
「詩」も含んでいるような静かな作品ですが、
皆さまはどうお感じになりますか？

実は私、もう15年以上前から寝室に野坂さんの絵を飾っています！静かで清らかな気配があり、毎日優しい夢を見せていただいています。