靉嘔(Ay-O、アイオー) & 野田哲也2人展
本日もギャラリーは晴れのち曇りのち晴れ
今週は名実ともに日本を代表する版画家・美術家である
靉嘔(Ay-O、アイオー) & 野田哲也2人展を開催している。
お二人ともこの20年間に何度も登場していただいている。
野田哲也氏はギャラリーゴトウのオープニングの作家でもあり、
それ以降、毎年のように個展をしていただいている素晴らしい作家だ。
たくさんの受賞歴、世界中の美術館の所蔵、2014年の大英博物館の日本館での
半年に渡る個展・・と書くとまさに巨匠というイメージだが
本当に気さくで控えめ、自然体の方だ。
「もっと威張ってもいいのに・・」とは芸大教授だった頃の個展中に
学生が呟いた言葉。作品はそのお人柄そのままに奥ゆかしく、押し付けがましくなく
気品が漂う。
私は野田哲也氏の展覧会を開催してきた画廊の歴史を心から有り難いと思う。
最初、画廊を立ち上げた時、右も左もわからない私に、神様からの
プレゼントのようにオープニングの作家は野田哲也さんと決まったあの頃を
束の間、思い出してしまった。